ライフデザインセミナー Vol.1 法政大学

令和2(2020)年5月28日(木)に今年度第一回目となるライフデザインセミナーを法政大学 キャリア体験学習(担当教授:田中研之輔 先生)の授業内にオンラインで実施しました。

今回のセミナーに参加されたのは、キャリアデザインについて学んでいる学生(約25名)で、キャリアとライフデザインの関係を考えるという位置付けで実施されました。オンラインセミナーでは、2名の方をゲストとしてお迎えし、仕事や結婚、子育てなど、様々な経験を聞きながら、多様な生き方の選択肢を知り、参加者自らがライフプランについて考える機会としていただきました。

Aさん(女性)
大学卒業後、物流業界の企業に入社し、リースの法人営業に従事。5年間勤めたのち、現在の人材会社に転職し、法人営業に従事。4歳と1歳の子を持ち、第一子の際には1年5か月、第二子の際には1年3か月の産休・育休を取得。時短勤務で職場復帰。

Bさん(男性)
大学卒業後、人材紹介会社に入社。3年半勤めたのち、現在は、マーケティング・コンサルタントとして、ソーシャルメディアを中心としたデジタルマーケティングや経営改革のコンサルティングを手がける会社に勤務。複業として非常勤の国家公務員としても働いている。

パネルディスカッションでは、それぞれのゲストから仕事・結婚・子育てについてのお話を伺いました。

■学生時代の友人は社会人になっても大切

「学生時代どんな活動をしてきましたか。その経験が今に活きていることはありますか」という質問に対し、Bさんは「テニスサークルで活発に活動し、リーダーを務めていた。今、社会人になって、学生時代の友人はとても大切だなと思う。」と話します。
「社会人になってからの友人は、仕事上の立場や各々の生活が確立されているためにお互いの損得をどうしても考えてしまうところがあるが、学生時代の友人はそういったこと抜きで付き合うことができる。また、今振り返ると、学生時代に友人と将来のことややりたいことなどについて、深く議論した経験が糧になっている。」と教えてくださいました。

また、Aさんは教授からの薦めにより大学生時代は企業文化について調べたり、友人と趣味のフェスに行ったりと大学生活でやり残したことが無いように、充実した生活を送っていたそうです。

今回はオンラインセミナーということで、参加者の理解をより深めるためにブレイクアウトルームを利用し、参加者同士が意見交換をする機会を設けました。

ブレイクアウトルームでグループごとに意見交換をしている様子


■家事の分担は話し合って決めていくことが大切

学生から「男性が仕事、女性が家事育児などと役割分担を性別で決めることについて、子供ができる前と後に意識の変化はありましたか」という質問が出ました。それに対してAさんは「子供がいる、いないに関わらず、分担は性別では決められない。人それぞれ得意、不得意なことは違うので、お互いに何がしたいのか何が苦手なのかを話し合うことが大切。」と話しました。



■子育ては色々含めて楽しい

「お子さんが生まれてから生活はどのように変化しましたか」という質問には、AさんBさん共に「自分の時間は少なくなるが、それ以上に得るものがあり、生活がより充実している」とおっしゃっていました。
Bさんは子供が生まれたことによって、日本の未来や社会について、より興味を持つようになったり、自分の親が自分のことをどんな気持ちで育ててくれていたかに思いを馳せるようになり、親に対する感謝が深まったりしたそうです。「子供が生まれたことにより、『子供の視点』を知ることができた。人生の経験値が上がり、社会や未来を考えることが身近になったことで、様々な角度から物事を見られるようになった。」とお話ししてくださいました。また、Bさんは、「子育て中でも、今できることをとても大事にしている」とおっしゃっていました。実際に育休中に子供と一緒に海外旅行にも行ったそうです。
Aさんは「『子育ては大変、自分の時間がない』と思って子育てをするのではなく、子供との時間をいかに楽しく過ごすかを考えることが大切。」と教えてくださいました。今までの生活とは変わりますが、子供がいるからこその楽しみがあると感じているそうです。

セミナー中の様子


■ライフプランはその都度変えていくもの

学生から「結婚や子育てのタイミングは、あらかじめ計画できることばかりではないと思いますが、どのようにライフプランを考えたらよいでしょうか」という質問に対しAさんは、「ライフプランは更新し続けるもの」と教えてくださいました。「まず自分がどんな人生にしたいかを考えて描き、そのライフプランを状況に応じて、その都度変えていく。変わるものであったとしても、どういう風にしたい、なりたいと考えているかどうかで、日々の過ごし方が全然違うので、まずはプランニングしてみることをおすすめする。」とお話ししてくださいました。Aさん自身も、自分が昔考えたライフプランどおりに過ごしてきたわけではなく、その都度更新しながら今まで過ごしてきたそうです。

参加した学生からは「これまでは、ライフプランを考えると言っても、目先の自分の就職や生き方ばかり考えてしまって家族や子育てについて考えた事がなかった。自分のライフプランをその都度更新していくという考えを知ることができて前向きになれた。」「子育ては、自分の時間は削られるし、大変そう、というイメージがあったが、実際のお話を聞いて、大変な中にも幸せや楽しさがあり、新たな体験ができることで視野や考え方も広がると聞いて、そういう考え方もあるのかと学んだ。」という感想が出ていました。

令和2年度

令和元年度

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