ライフデザインセミナー Vol.2 実践女子大学

令和元(2019)年10月23日(水)に、第二回目となるライフデザインセミナーを実践女子大学「演習ⅡB」(担当教授:松下慶太 先生)の授業内で実施しました。

今回のセミナーに参加されたのは、人間社会学部人間社会学科の大学2年生25名です。「保活」「育児休暇」「働き方の多様化」などをテーマに事前学習を行った上でセミナーを受講しました。セミナーでは、ゲストの方2名にご登壇いただき、仕事や結婚、子育てなど、様々な経験を聞きながら、多様な生き方の選択肢を知り、参加者自らがライフプランについて考える機会としていただきました。

Aさん(女性)
短大卒業後、新聞社に入社。第一子出産後、庶務部に異動。第二子出産後、営業部に異動。第三子を出産し、昨年4月より職場復帰。

Bさん(女性)
大学卒業後、アパレルの営業勤務。2回の転職を経て第一子の妊娠を機に退職。出産後は英語サークルを立ち上げ、児童英語講師として働く。5年後に第二子、その3年後に第三子出産。その後、専業主婦を経て、現在はベンチャー企業にてパートタイム勤務。

パネルディスカッションでは、2名のゲストの方に仕事・結婚・子育てなどについてお話を伺いました。

■夫婦で育休を取ることで、子供に向き合うことができた

Aさんは3人目が生まれたときに、夫婦で育休を取得しました。夫は、育休を取得してから、「子供との時間を大切にしたい」と言うようになり、自ら3人目を寝かしつけるなど、子供との距離が以前より縮まったそうです。また、「育休中に家にいる時間が増えたことで、暮らす上での必需品の不足など、洗濯や食器洗いなどの目に見える家事以外の些細な出来事にも気づくようになった」と言います。


■子育てを通じて強まった社会貢献の意識

Aさんは「それまでは自分のことが中心だったが、子供が生まれたことで視野が広がり、自分だけでなく家族のことを考えるようになった。さらには、周りの人や社会に貢献したいと以前より強く思うようになった」と話してくださいました。そのために仕事をより一層頑張ることはもちろん、NPOの取り組みなどにも積極的に参加されています。



■柔軟にキャリアを選択していくことの大切さ

Bさんは、第一子誕生後、専業主婦をしていた時、家庭外のコミュニティともつながりを持ちたいと感じ、英語塾などでのボランティア活動を始めました。そして、その経験から、家庭の外でも働きたいと感じ、第三子が3歳の時、13年ぶりにベンチャー企業の社員として働くようになりました。ベンチャー企業を選んだのは、会社勤めからのブランクが長期間あっても、柔軟に採用や働き方を検討してくれるのではと考えたからだそうです。「ブランクが長かったため、再就職前は会社員として働くことができるのか不安だったが、仕事の根幹は変わらないため、離職前の経験を活かすことができ、スムーズに適応できた」と話します。10年以上の専業主婦期間を経た再就職は難しいと諦める人もいるかもしれませんが「キャリアは状況に応じて柔軟に変えることができる」と話してくださいました。



■パートナーと協力して不妊治療を乗り越えた

Bさんは2人目の時に不妊治療を経験されました。不妊治療中は、精神的にも肉体的にも辛くて周りに治療のことを話せなかったと話します。

また、仕事を続けながらの不妊治療は大変でした。不妊治療中の方への配慮から、病院に子供を連れていけないため、預かり先がない時は子供を夫が見ていたり、幼稚園の送り迎えなどを夫と協力したりしながら乗り越えたそうです。

参加した学生からは「将来についてのイメージをしづらい中で、実際にライフイベントを経験された方のお話を聞いて、自分の将来についてより考えやすくなりました。特に、結婚・出産を通して視野が広がり、人のために動こうと思えるようになるというお話が印象的でした。」という感想が出ていました。

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