「TOKYOふたり未来会議」
出演者からのメッセージ

令和2年2月22日(土)に開催予定だった「TOKYOふたり未来会議」は
感染症拡大防止のため、残念ながら中止となりましたが、
当日を楽しみにしていただいていた皆様のために、
出演者からメッセージが届きました。ぜひご覧ください。

いつか結婚したいと思っている方へ

JOY( タレント )&わたなべ麻衣( モデル )夫婦

私はもともと結婚願望がなかったのですが、JOY君に出会った事で将来の家庭像をイメージすることができたので、結婚を意識するようになりました。

プロポーズにはJOY君が色々なサプライズを用意してくれていましたが、108本の大きなバラの花束を持って白馬に乗ったJOY君が迎えに来てくれた時は驚きました。とっても嬉しかったので大号泣してしまいました。

結婚生活は毎日が充実しているしとても幸せです。ご飯を作って食べてくれる人がいる喜びを噛みしめています。結婚願望がなかった私でも、今こうして幸せな結婚生活を送ることができています。

皆さんの中には、恋愛に臆病になったり、一生懸命になりすぎて切羽詰まったりしている方がいるかもしれませんが、時には流れに身を任せて、「なるようになる」という精神でいれば、いつか運命の人に出会えると思います。今を楽しんで後悔せず、一生懸命過ごしてください。

わたなべ麻衣

テレビの収録の時、僕の楽屋に挨拶に来た麻衣ちゃん。扉が開いた瞬間、ドラマとか映画で見るようなキラキラが彼女の周りに見えて『あ、この人と結婚する!』って思いました。

夫婦生活は毎日がかつてなく幸せです。妻と猫と過ごす時間が最高すぎて家から出たくなくなります。笑

喧嘩もないですし、ずっと笑っているので、2人ともどんどん笑いジワが刻まれていくような気がしますね。

僕が感じている結婚の幸せが誰にでも当てはまるわけではありません。しかし誰かと歩む人生は素敵な物だと思いますし、そこには今まで感じたことのない責任感や生きるモチベーションが生まれます。僕の場合はそれが一人でいるよりも人生を輝かせる事になりました。

もちろん人によって幸せな形は違いますが、皆様が笑顔で毎日を過ごせる事を願っています!

JOY

これから婚活を始めようと考えている方へ

森川友義さん
早稲田大学 国際教養学部教授 恋愛学者

前回の東京五輪が開催された昭和39年当時、日本人の平均年齢は28.5歳。日本中に若い男女がたくさんいた時代でした。しかし今では46歳まで上昇しており、若い独身者が自然に出会える機会は減っています。

その一方で、マッチングアプリなどの婚活サービスが普及し、真剣にパートナーを求める人をサポートするしくみは多様化しています。行動できる人にとっては、チャンスをつかみやすい時代になっているのです。

もちろん、自然な出会いからゴールインする人や、昔ながらのお見合いで幸せをつかむ人もいます。友人が多い人なら紹介を頼んでもいいでしょうし、行動範囲を広げて自ら出会いを求めていくのもいいでしょう。その気になれば、あらゆる行動は出会いにつながるのです。

待つという姿勢を変えることが素敵な相手を見つける方法です。一期一会の精神で、一つひとつの出会いを大切にしていきましょう。

森川友義

独身のお子さんを持つ親御様へ

天野馨南子さん
ニッセイ基礎研究所 生活研究部 准主任研究員

令和時代、「ふたり」のあり方は大きく変化しました。

共働き世帯が67%を占め(国の年次統計調査)、共働き世帯の方が一世帯当たりの子どもの数が多い(国勢調査結果)という状況です。親世代には驚きの状況ではありますが、4組に1組以上は妻の方が学歴上位で、同じく4組に1組は夫の方が年下です。

先進国最速で高齢化が進む中、40代人口数を100とすると、30代人口数85、20代人口数67です。つまり、男女ともに自分より年下の若い方と出会うことは、かつてなく厳しい状況となっています。

そのような中、お子さんが年齢・学歴・婚歴を問わず「結婚したいかもしれない」と思える相手に出会えたことが、まず奇跡、とも言えるでしょう。

お子さんの一生涯を見守ることは残念ながらできません。

「親亡きあとの子の幸せ」を願うならば、「親ブロック」をかけてしまわず、どうか「ふたり」を温かく見守ってあげて下さい。

天野馨南子

結婚やライフプランを考えてみたい方へ

落合歩さん
リクルートブライダル総研 所長

「自律的選択」。これがこれからの人生においてキーワードになっていくと考えています。アタリマエが変わり、不確かで、多様な時代になるからこそ、色々な情報をインプットしながら、自身が将来を見定め、選択していくことは大切な視点です。

特に、それを場当たり的に選択するのではなく、少し先の未来まで時間軸を広げて色々な選択を想像し、時には柔軟に更新や修正も加えながら、未来をデザインしていくことが大切だと思います。

そして「就職」「結婚」「出産」等々いわゆるライフイベントにおいても、「人と比べてどうか」よりも「自分自身が納得するか」の視点がより広がっていくでしょう。

ぜひ、みなさんも自分らしく、納得した人生にするために、未来をデザインしてみてください。気軽に、楽しく、自分の未来を描いてみると、今の「考え」と「行動」も変わってくるかもしれません。

落合歩