婚活中の二人が行くデートスポットはここ!
選ばれる理由と傾向を解説FUTARI START GUIDE

お付き合いして間もない二人が行くデートスポットと聞くとどこを思い浮かべますか? 食事、映画館、ショッピング、ドライブそれとも…? なかには「意中の相手と二人きりになれるのならば、どんな場所でも幸せ」と思う方もいるかも知れません。

ところが、これが婚活中の二人となると少し事情が変わっているようです。というのも、婚活中のデートの目的はずばり「一生の伴侶を選ぶこと。」そのため、恋愛中とは違う視点で、相手の人柄や立ち居振る舞いなどを意識する方が多いようです。生涯にわたり衣食住を共にする相手を探すのですから、互いの価値観や趣味嗜好が合うか否かはもちろん、相手がどのような心意気でデートに臨んでいるのか知りたいもの。
では、婚活中におすすめのデートスポット(の選び方)やその理由を見てみましょう。

婚活経験のある20〜49歳の独身男女240人を対象に行われた『相手の人柄を知るために、婚活中だからこそ行ってみたいデートスポットはどこですか?』というアンケート調査の結果は次のとおりです。

食事デートを制するものが婚活を制す

この調査によると、男女共に1位となっているのは「レストラン、カフェ」。ゆっくりと話が出来るだけではなく、料理の好みが合うか否かや食事のマナーや店員さんに対する態度や言葉使いなど、毎日の生活を共にすることになるかもしれない相手の人間性や社会性が垣間見える場でもあるようです。

他にも、店選びの手際、TPOにあわせたファッション、選ぶメニュー、食事にかける金額、会話のテンポ、…気になる項目が目白押しで、食事デートは、婚活にとどまらず、その人の価値観を映すものと言っても過言ではなさそうです。

さらに、「居酒屋・バー」を選んだ回答者の中には、お酒の力で場を盛り上げ、会話を弾ませたいといった声と同時に、「酒癖が悪いかを知っておきたい」(33歳・女性)といった現実的な意見もあり、人生を共にするうえで飲食シーンがいかに大切なのかを考えさせられます。婚活中はここでの印象が悪いと次に進みにくいのかも知れません。

テーマパークやデイキャンプで、相手の協調性が分かる!?

食事デート以外では、男性2位の「遊園地」や女性3位の「水族館」「動物園」などのテーマパーク系デートが上位となっています。さまざまなシチュエーションを体験しつつ、長時間一緒に過ごす遊園地やテーマパークは、相手の素の姿を見極めるデートスポットとして最適という声が多くありました。

人気アトラクションや園内のレストランで長時間並ぶことになれば、会話が続かなくなったり、待ち疲れてイライラしたりすることもあるでしょう。自ずと短時間のデートでは見えてこなかった相手の人柄や行動パターンを知ることになります。もし、このような状況でも自然に会話が続いたり、互いに気を遣ったり、沈黙も自然に受け流せる良好な関係が続くようであれば、好感度もグン!とアップ。生涯のパートナーとして選ばれる可能性も高くなりそうです。ちなみに、アンケート調査では「遊園地」を選んだ理由として「混んだテーマパークで極限時の人当たりを見たい」(39歳・女性)といった意見もあり、まさに婚活中ならではのシビアな視点を垣間見ることができます。

この他にも、相手の生活力や協調性などを知りたいと思うのならば、最近ブームのデイキャンプやバーベキューも婚活中のデートスポット候補といえるでしょう。テントの設営や火起こし、料理の支度などを協力しながら行うので、相手のスキルやお互いの相性を確かめるためにもってこいのシチュエーションではないでしょうか。

また、デイキャンプやバーベキューデートには、トークが苦手な人でも楽しめるという利点があります。レストランや居酒屋などの飲食店では、どうしてもお互いの会話が中心になりますが、キャンプやバーベキューでは作業が中心。巧みなトークスキルがなくても、アウトドアの話題や共同作業をきっかけに自身をアピールするチャンスもあるでしょう。ただし、相手にスキル自慢をしたり、押し付けがましい態度はとらないこと。あくまでさりげないふるまいが大切です。

ちなみに都内のキャンプ場といえば、多摩地域が有名ですが、東京湾沿いにもデイキャンプやバーベキューを楽しめる施設や公園が複数あります。なかには、釣りや乗馬、SUP(サップ/スタンドアップパドル)など、都心では珍しいアウトドア体験ができる場所も。レンタル器具があり、手ぶらで気軽に楽しめるキャンプ場も増えてきています。

男女ともに結婚に求めることは「居心地」「会話の相性」
それらを知るのにデートは重要

このように婚活中のデートでは、相手の人柄を知るために、お互いをさまざまな角度から観察しています。
内閣府が行っている調査によると、男女が結婚相手に求める条件のベスト3は、価値観が近いことが最も高く、次いで、一緒にいて楽しいこと、一緒にいて気をつかわないことが続きました。

また、前段の調査(「婚活デート事情」に関するアンケート調査/結婚相談所パートナーエージェント)においても、婚活デートの際に、お相手のどんなところをチェックするかを聞いたところ、こちらでも一緒にいるときの居心地(男性72.5%/女性81.7%)、話が合うかどうかの会話の相性(男性75.0%/女性77.5%)となっており、デートにおいて、「居心地」や「会話の相性」といったフィーリングを重視する傾向が見られました。

居心地の良さがパートナー選びのカギ

デートはパートナー候補の方と長時間を共に過ごすことができる貴重な機会です。人生を共に過ごす相手選びですからつい慎重になってしまいますが、あまり縛りを設けずに、その人と一緒にいる時の自分の反応に耳を傾け、「一緒にいて居心地が良いか」「楽しい時はもちろん、苦しいこと、つまらないことも共有できるか」といった感覚を意識するのが、パートナー選びのカギなのかも知れません。

※おでかけの際にも、「新しい日常」を実践しながら楽しみましょう。

「都民の皆様へのお願い」
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/anewnormalwithcovid19.html#nav1

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