自分を伝えるために、
ファッションを活用しようFUTARI START GUIDE

婚活をする誰もが、「自分自身がどういう人物なのかを相手に伝えたい」「相手がどういう人柄なのかを知りたい」と考えるはずです。ファッションは、そういったコミュニケーションの大切なツールのひとつとなります。

まず心掛けてほしいのは「清潔感」

気にかけてほしい最初のポイントは、「清潔感」です。きちんと洗濯された服を着る。シャツのシワが目立たないように、アイロンをかける。まずは、こうした基本を大切にしてください。洋服だけに気を取られて、見落としてしまいがちなのが「靴」です。挨拶のお辞儀をした際などに、相手の足元には目が行くもの。そんなとき、美しく磨かれた靴を履いている人には、よい印象が残ります。新品の靴である必要はありませんが、大切なシーンに臨む前に靴ひもを結び直すといった心がけも素敵です。

こうした心がけは、「婚活だから」と難しく考える必要はありません。相手が不快に感じる着こなしを避けるのは、就職活動や商談に臨むときに皆さんが実践していることと同じ。そういった経験を思い起こして、「清潔感」を大切にするところから始めてみてください。

「TPO」でドレスコードが変わる

「その場にふさわしいドレスコードが分からなくて……」というのも、よく聞く悩みのひとつ。そんなときには、TPOから考えるとうまくいく場合があります。TPOとは、「時(time)、所(place)、場合(occasion)」を省略したことば。カジュアルな場所で行われる昼間のイベントであれば、それほど着飾らなくていいものです。例えば男性であればジャケットを着てもネクタイは締めず、女性であればワンピースを着てもヒールの靴は合わせないでといったイメージ。反対にホテルの宴会場などで行われる婚活パーティであれば、ドレスアップしたほうが、場に映える着こなしになります。

イベントによっては、ドレスコードが指定されている場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

「適正サイズ」を着ることから始める

もうひとつ、気にかけてほしいポイントをご紹介します。それは、自分に合った「ジャストサイズ」を着ることです。小さく感じるタイトフィットや、大き目のオーバーサイズを、ファッション雑誌やショップが流行していると紹介するのを見かけますが、悩んだら、まずは自分の適正サイズを着てみてください。ジャケットの着丈やパンツ丈がきちんと合っていると、全体のシルエットもきれいに見えます。

「色づかい」や「小物づかい」で自分らしさを表現する

ファッションの色づかいは、着ている人の印象を左右する要素です。迷ったときには、シンプルでナチュラルなイメージの白、生成り、ベージュといった誰でも採り入れやすい色を選んでみましょう。自分の好きな色、あるいはラッキーカラーがあるならば、それを少し採り入れてみるのもいいでしょう。そして、そこからさらに一歩進めて、色が持っているイメージを活用して自分らしさを表現する方法もあります。仮に、知的な自分を表現したいのであれば、シャープなネイビー。包容力があるのを伝えたいのであれば、優しい印象のパステルカラーの黄色。積極的で快活なキャラクターが自分の持ち味であれば、パッと人目を引く赤、といった具合です。

また、小物づかいも、自分らしさを伝えるのに役立ちます。例えば、ネクタイやスカーフに印象的な色や柄を選ぶと、「素敵ですね」と会話のきっかけになる場合も。「どこで購入したのですか?」とか「なぜそれを選んだのですか?」と話が弾んで、普段の生活や趣味にまで会話が及ぶこともあります。そういった場合を想定して、話題を膨らませやすいアイテムを選んで身に着けるのもいいでしょう。

ファッションで自分を考える、伝える

自分に似合う着こなしを考えていく作業は、自分がどういったパーソナリティを持っているかを考えることにつながります。まずは、相手を不快に感じさせない気配りとして、「清潔感」「TPO」「サイズ」といったポイントを知る。そのうえで、自分にふさわしいと思う色や小物を身に着けて、婚活でさりげなく自分を伝えていきましょう。

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